亡くなられてからの四十九日間を中陰(ちゅういん)と呼び、この中陰の期間が満ちる四十九日目を満中陰(まんちゅういん)と呼び、忌明け(きあけ)とも言います。忌明けは三十五日の場合もあります。
中陰の期間中はお仏壇の前に白木の机を置いて白布をかけ、白木のお位牌を安置した中陰壇と呼ばれる壇を用意します。お仏壇を既にお持ちの場合はお仏壇にも白い打敷をかけ、中陰壇とお仏壇の両方におつとめを行って下さい。おつとめではお線香やろうそくを絶やさないようにしなければなりませんが、夜間などは安全のため電気ろうそくか霊前灯のようなもので代替してお仕えします。(昼間用にも12時間と24時間もつコップろうそくがあります)
また、満中陰までには7日目ごとの法要があり、それぞれお寺様に読経していただきます。初七日と四十九日の忌明けには近親者の葬儀でお世話になった方などを招いて法要を営みます。
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満中陰までのお給仕・初盆
満中陰までのお給仕
お位牌について
白木のお位牌は、満中陰を境に漆塗りのお位牌にしなければなりません。そのため満中陰までに用意しておく必要があります。
当店では文字彫りに機械彫りで約1週間から10日ぐらい掛かります。(お位牌の種類によったり、連休や年末年始などはもう少しかかる場合もあります)ご用命の際は余裕を持ってご注文くださいますようお願いします。
なお、今までにお祀りしているお位牌がある場合は、その方と同じ大きさか少し小さめにします。当サイトにも位牌のページがございますのでよろしければご覧下さい。(ネット掲載禁止のお位牌もありますので同じ物がない場合はお問い合わせ下さい)
なお、浄土真宗の場合はお位牌は用いず、過去帳に法名をお寺様に記していただきます。お位牌をご用意頂く必要はありませんのでご注意下さい。
お仏壇について
先の『満中陰までのお給仕』でも少し触れましたが、中陰壇となる白木の机や白い仏具類は中陰の期間中だけ使用します。現在、お仏壇をお持ちでない場合は四十九日目の満中陰までにお仏壇をご用意していただくのが最善です。お持ちでも古くなってしまっている場合は、法要をきっかけに新調されたりお洗濯される事も方もよくいらっしゃいます。
いずれの場合も満中陰の法要の前にご用意していただき、お寺様にお魂入れ(浄土真宗ではおあたまし)をして頂いたあと法要を営むことになります。
お仏壇には漆塗純金仏壇、唐木仏壇、家具調仏壇などがあり、宗派によってお仏壇、お仏具、おまつりの仕方が異なります。ぬし治佛檀では正式なお祀りができる浄土真宗・真宗用オリジナル佛壇「信心」-意匠登録済み-のカタログをはじめ、他の宗派用カタログもご用意しております。
漆塗りや箔押しなど自店で出来る技術を持っておりますのでアフターサービスの点でも安心していただけます。どこよりもいいお仏壇を安心してお求めいただけると確信しております。なんなりとご相談下さい。
初盆について
お盆は8月13日、14日、15日の3日間ですが、初盆はそれより早く8月7日からおまつりします。
※関東では1ヶ月早いところもあります
浄土宗、大念仏宗、真言宗、天台宗、日蓮宗、禅宗などの方はお仏壇とは別に新棚と白木膳などでおまつりします。
お供物は、おもち、果物、野菜など、地方やお寺の流儀により違いますので、まずお寺様にお聞き下さい。
お盆提灯も、仏壇脇に置く廻り提灯や軒に吊るす吊提灯など、大きさや種類もいろいろです。
新棚、提灯はどちらも7月に入れば店内に展示致しますのでお早めにご予約ください。
お盆や法要の時などたくさんお供えを置く時に便利な折りたたみ式のお供机等もありますので、あわせてご覧下さい。